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【SQL SERVER2016】SSMSより便利にローカルDB管理可能なAzure Data Studioをインストールする

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SQLSEVERを管理するとき、クライアント側PCでMicrosoft SQL Server Management Studio(SSMS)を使用するのが一般的です。

Azure SQL Database用にAzure Data Studioというツールが2019 年 6 月 6日にリリースされました。

見た目がVisualStudioCodeのような感じでMicrosoft SQL Server Management Studio(SSMS)と同じようにクラウドではなく、ローカルにインストールされたSQLSERVERに接続し操作が可能です。

慣れの問題もありますが、Microsoft SQL Server Management Studio(SSMS)より操作性がいいと感じました。

Microsoft公式ツールというのも信頼性があります。

 

ダウンロード

docs.microsoft.com

 

上記リンク「.zip」をクリックするとダウンロードできます。

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「ユーザのインストーラ」「システムのインストーラ」はPCにインストールされ、「.zip」はスタンドアローンで動作します。

 

インストールできない環境の場合は「.zip」を選ぶといいと思います。

 

起動

ダウンロードしたzipを解凍後、azuredatastudio.exeをクリックすると起動します。

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ローカルSQLSERVERに接続する

起動するとデータベース接続ウィンドウが表示されます。

関連項目が表示されるので入力します。

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  • ConnectionType・・・デフォルトではSQLSERVERのみ選択可能
  • Server・・・サーバ名。操作中のPCならlocalhostでOK
  • Authentication・・・SQLSERVER認証かWindows認証かAZURE認証
  • User Name・・・Windows認証以外は必要
  • Password・・・Windows認証以外は必要
  • Database・・・接続するDB名
  • ServerGroup・・・接続をグループ化できます。私は「本番」「開発」グループを作成して管理しています。
  • Name(optional)・・・接続名。DB一覧ウィンドウで表示される名前。

 

私は以下のように設定しました

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「ServerGroup」で設定したものが「本番」「開発」に当たります。

「Name(optional)」で設定したものが「名前リストDB」に当たります。

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クエリウィンドウを開いてSQLを実行してみる

SQLを実行したいDBにフォーカスを当てて、「CTRL + N」を押す

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クエリウィンドウが開く(赤枠)

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SQLを入力すると

SSMSにはないSELECTの入力補完がプルダウンメニューで表示されます!

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SQLを入力できたら、F5を押します

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テーブルが表示されます

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使用した感想

SSMSと比べてみると以下のように感じました。

メリット

・見た目がかっこいい

・SQLの入力補完がある

・拡張機能が豊富で簡単に拡張が可能

・拡張機能を使用すればSQLSEVER以外も管理できる

・起動が速い

 

デメリット

・機能がシンプルで少ない

 

今後SSMSの代わりのツールとして広まっていきそうです。

もしVisualStudioCodeをよく使用するならば、

早めに導入することをおすすめします。

 

SQL Server 2016の教科書 開発編